安心して長く働くためのサポート(就労定着支援)
(1)安定して働きつづけるために
就労定着支援は、みなさんが働く会社や日々の生活に少しずつ慣れていき、自分らしく、安心して働きつづけられるようにサポートする制度です。
この支援では、次のようなことを目指します:
①仕事や生活のリズムが安定すること
②気持ちが落ち着いて、自分に自信が持てること
③困ったときに「助けてほしい」と伝える力をつけること
④将来の生活や働き方を考えるきっかけをつくること
支援が終わったあとも、必要に応じて相談できるような「つながり」を大切にしています。
(2)「仕事のこと」と「生活のこと」のバランスが大事です

安心して働きつづけるためには、仕事のことだけでなく、生活のことも大事です。
たとえばこんなこともサポートの対象になります:
①一人暮らしでの生活の安定
②グループホームの職員やヘルパーさんとの情報共有
③訪問看護師さんとの連携
仕事がうまくいっていても、生活が不安定だと疲れがたまりやすくなるので、「仕事と生活のバランス」が大切です。
(3)自信を持って働けるようになるために
仕事をしていると、うまくいかないことや失敗もあると思います。
そんなときに「自分はダメだな」と思わないように、あなたががんばっていることや、できていることを支援者がきちんと見て、声をかけていきます。
「できることを自信に変える」ことがとても大切です。
(4)生活のサポートもあります
生活面では、次のようなことを一緒に考えたり、支援したりします:
①朝起きる時間や、寝る時間などの生活リズム
②ごはんを食べる、シャワーをあびるなどの習慣
③お金の使い方(家賃・光熱費・おこづかいの管理)
④家族や友だちとの関係
⑤病院に行くこと、薬をのむこと
支援が必要な場合は、地域のサービス(ホームヘルパー、訪問看護、社会福祉協議会など)とつないで、一緒に生活を支えていきます。
(5)地域での楽しみや活動も大切です
働くだけではなく、「休みの日に楽しくすごせること」もとても大切です。
たとえば:
①サークル活動やボランティア
②地域のイベント
③趣味を楽しむグループ
こうした活動など、何か休日の過ごし方を充実させることも大切になります。また、年金のことやお金の管理についても、心配な場合には、就労定着支援事業所の方に相談すると必要に応じて専門の相談機関につないでもらえます。
